治療説明

MEDIT 社のイントラオーラルスキャナー(IOS)を導入しました。

medit-i500-itraoral-scanner-and-medilink.png

イントラオーラル(口腔内)スキャナーとは、光線を利用して歯形を取る医療機器です。
口腔内を専用小型カメラで撮影し、
そのデータをコンピュータで立体的な画像として表示でき3D光学印象と言います。
口腔内スキャナーを使用することで、口腔内の細かいところまで正確に把握することができます。

スキャナーで読み込んだ情報をもとに、被せ物(セラミックス)や入れ歯をCAD(コンピューター支援設計)ソフト上で設計したり、矯正治療のシュミレーションに応用することができます。

従来の『粘土のような材料』による型取りがないため、型取りの苦手な方、嘔吐反射のある方にとっては、メリットが多いと思いますし、よりスムーズな治療が可能になると考えます。
デメリットは、口腔内スキャナーは保険適用が適用されず、比較的費用が高くなります。

《高速スキャン》 チェアタイムを短縮し、患者さまの負担を軽減できます。

《簡単スキャン》 シンプル操作で使いやすく、簡単に印象採得を行えます。

《高精度スキャン》 精度の高いデータで適合のよい補綴物作製を手助けできます。


 多彩なスキャン機能 Medit Scan 

●インプラント・アバットメント&スキャンボディマッチング機能

アバットメントやスキャンボディを精密にスキャンする必要がなくライブラリメニューからアバットメントやスキャンボディを選択すると自動でマッチングされます。

1-A.I.-Abutment-_-Scanbody-Matching.png


●高解像度スキャン

特定部分だけを高解像度でスキャン可能。
必要な部分だけをスキャンするため、スキャン時間やデータ容量などを効率的に管理できます。高解像度でスキャンしたエリアは他の色で表示されます。


i500_9.png

●オクルージョン分析

咬合圧を異なる色で示し、各領域にマウスカーソルを合わせると数値を表示します。また支台歯と対合歯との距離も確認できます。

7-Occlusion-Analysis.png

●高解像カメラ撮影

高解像度のカメラ機能を搭載しているので、2Dの口腔内カメラとして使用できます。口腔内写真を複数枚撮影し、色調やマージン部等を確認することができます。スキャンデータと合わせて技工所に送ることができます。

6-HD-Camera.png

●フェイススキャン

患者さまの顔貌をスキャンし、3Dデータを生成することができます。撮影した顔貌データを見ながら正中線やスマイルラインを確認できるため、補綴物製作やコンサルテーションに役立ちます。

facescan.png

●施術前(診断モデル)スキャン

支台歯形成前のスキャンと形成後のスキャンを行い、データをマッチングさせ元の歯牙形態をそのままデザインに反映できます。そのため、早く簡単に補綴物の作製を行うことができます。

3-Pre-Operation-Scan.png


●矯正シミュレーション機能

シュミレーションにより・歯がどんな風に並ぶのか・歯を抜いたときの歯並び・抜かないときの歯並びなどを視覚的にご説明することが可能です。
スキャンした印象データから抜歯・非抜歯による歯列移動シミュレーションを自動で生成し、矯正前後のイメージを動画でわかりやすく患者説明できます。

i500_12.png

歯科CTとの併用

CTスキャンから歯冠・歯根・顎骨部の画像データと、口腔内スキャナーからの歯冠部の画像データを合成することで、歯根と骨の位置関係を理想的な位置に設定することが可能となり、正確にシュミレーションすることができるようになりました。
歯科用CTとを併用し精密な診査・診断をおこなうことで、歯並びだけでなく、顎の骨格、骨や神経の位置を考慮したより安全性を高めたインプラント治療が可能になります。

2022010422385414952.jpg